歯周病から心筋梗塞を引き起こす！？

以前は歯を失うだけの病気であると考えられていた歯周病も、今ではかなり多くの、そして重篤な合併症を引き起こすことが医学的に解明されてきました。その合併症の中でもかなりの割合で死に直結するのが「心筋梗塞」ではないでしょうか。「歯周病が心筋梗塞を引き起こすの！？」と驚いてしまうかもしれませんし、それは嘘だと思われるかもしれませんが、これは紛れも無く現代の医学によって証明された事実なのです。

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通常、心筋梗塞はコレステロールや脂肪などの過剰摂取によって、血液内の脂肪量が多くなり、それがどんどんと心臓にある冠動脈に蓄積することによって起こると考えられていました。このことから、よく心筋梗塞を防ぐ為に高脂肪・高コレステロールの食事を避けるようにしましょうと言われています。しかし、心筋梗塞を引き起こしてしまう原因である血管を詰まらせてしまう成分はコレステロールや脂肪などの成分ではなく、「歯周病菌」そのものがその血管を詰まらせてしまう成分になる可能性があるのです。これは歯周病菌が血管内に取り入れられ、それが固まりになることによって起こります。

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以上のことから、どれだけ高脂肪の食事をしないように心がけていたとしても、歯周病菌が原因で心筋梗塞を発祥してしまう可能性があると考えてよいでしょう。なので、遺伝的にも体質的にも心臓の疾患への罹患リスクが高い人の場合は、食事に気をつけるだけではなく歯周病にも気をつける必要が出てきます。

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それでは、このような歯周病による心筋梗塞を防ぐためにはどのようにすればいいのでしょうか。それについて幾つか言えることは、まず歯磨きをしっかりとして歯周病菌の働きを弱める、そして歯科における専門医療期間を受診することで歯石の除去など歯周病の根本的原因を無くすなどです。特に歯磨きの直後に歯茎から出血することがあれば歯周病の可能性が高いので、上記の点について気をつけるようにましょう。