焼肉は芸術！”ブリッジ”を駆使して肉の旨みを最大限に引き出す

お店から提供されたお肉を、ただ網の上で焼いて食べる。焼肉はただそれだけの行為であるにも関わらず、非常にいろいろな側面を見せてくれるのが素晴らしい点です。その側面の一つであるのが、かなり芸術性が高いという点ではないでしょうか。焼肉のどの部分に芸術があるのか？と思われるかもしれませんが、焼き方、特にブリッジという焼き方は焼肉の中に芸術というミクロコスモスを垣間見ることができるものだと思います。

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ブリッジは日本語に直訳すると「橋」であることからも分かるように、肉を橋のような形状で焼くという方法です。このブリッジを行うには、橋の土台になる部分がしっかりとしていなければなりませんので、ある程度の肉の厚がが必要になります。ですから、まずは厚さが最低でも０．５ｍｍ以上はあるお肉を用意するようにしてください。そして、そのある程度の厚さのあるお肉を橋状にして焼くだけ。ただ、その肉がブリッジしている姿には、これは何かのオブジェなのではないかと錯覚するような美しさがあります。

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さて、このブリッジという焼き方ですが、ただ単に面白半分でお肉を橋の形にして焼いているわけではありません。では何の目的があってこのような焼き方をするのかというと、コンロから沸き起こる熱風がブリッジをした肉にちょうどいい具合に当たることによって、お肉の旨味を最大限に引き出せるという理由があります。ですから、ブリッジは見た目も芸術的であれば、焼きあがったお肉を口に入れてもまたその風味が芸術的なものになるのです。

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ブリッジを行うには多少の手の器用さが必要ですが、先述したようなある程度の厚みのあるお肉であれば意外と簡単にブリッジしてくれます。あまり一般的には行わない焼肉の焼き方ではあるものの、その焼き方から引き出される肉の旨味のは、普通の焼き方に比べてかなり大きいですので、美味しい焼肉が食べたいのであればブリッジを駆使してみてください。